どうも、TETSUYAです。
今回は、催眠術についてテレビでみた印象をそのまま抱いてしまっている人へお話ししたいことがあります。
それは「テレビでの催眠術は本当の催眠術とは違うよ」ということです。
催眠術はもっと落ち着いていて高尚な療法です。
今回はそれについて解説します。
催眠術とは
まずはテレビでの催眠術で受けるであろう印象をみていきます。
テレビでの催眠術
- 変な踊りをさせられる
- 犬のモノマネをさせられる
- やりたくないことをやらされる
こんな印象を抱いている人がほとんどではないでしょうか?
テレビでの見せ方も見せ方なのでしょうがないとは思います。「やりたくないことをやらされる」とみんなが思っているでしょう。でも実のところは違います。
なぜテレビは間違った催眠術をみせてしまうのか?
テレビ業界はテレビをみてもらうことでお金が発生します。つまり長い時間自社のチャンネルに留まって欲しいのです。
だから催眠術のつまらない本当の側面を見せるよりかは、催眠術を誇張して視聴者が面白がるようなものをみせたいのです。
本当の催眠術
それでは本当の催眠術とはどんなものなのでしょうか?
やりたくないことをやらせることはできない
"驚くとともに少し安心"
しませんでしたか?僕はこの事実を知ったとき、そう感じました。
催眠術は相手がやりたくないと思っていることをやらせることはできないのです。
「催眠術たいしたことねーじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、この言葉にも実はカラクリがあるのでそれも紐解いていきます。
催眠術の原理
催眠術の原理
- 相手の無意識に働きかける
- 相手をトランス状態にする
- 相手が術者を信頼していないとかかりづらい
催眠術の原理はだいたいこんな感じです。厳密に言えば、もう少し複雑なのですがブログ上なので割愛します。
相手の無意識に働きかける
フロイトの意識と無意識の氷山図をみたことは誰しもあると思います。人は無意識が大部分というわけですが、その無意識に働きかけるのが催眠術です。
そのためには意識を抑え無意識に集中してもらう必要があります。それらは言葉を使って操作するのです。
つまり、先ほどの「やりたくないことをやらせることはできない」ということは、"自害すること"など無意識や本能がやりたくないと感じていることは催眠術では操作できないということです。
逆に言ってしまえば、口で意識的に「やりたくない」と言っていても無意識の中で「やってみてもいいかも」と思っていたら催眠術で操作できるというわけです。
その意味では、テレビ上で踊らされている人は無意識の中では「踊ってみたい」と思っていたのかもしれません。
相手をトランス状態にする
子供が遊びに夢中になっていたり、疲れてボーッとしたりすることがあると思いますが、あれらは一種のトランス状態です。
催眠術はあれらのようなトランス状態に故意に誘導します。トランス状態に誘導することで、無意識に呼びかけることができるのです。
これも厳密に言えばもう少し複雑なのですが、割愛します。
相手が術者を信頼していないとかかりづらい
私たちの業界では"ラポール(信頼関係)を築く"と言いますが、催眠術にしろタロットカードにしろ最初にまずラポールを築かなくはいけません。
無意識が相手へ心の壁を作ってしまったら、私たちは無意識に働きかけることができないからです。
なのでまず最初にしなければいけないことは、ラポールを築くことです。
催眠術の効果
催眠術の効果
- リラクゼーション
- トラウマ克服
- 悪習慣の矯正
意外に思われるかもしれませんが、催眠術はこのように人を前向きに働きかけるものなのです。悪い催眠術士じゃない限り、催眠術に対して警戒する必要はありません。
もちろんパフォーマンスとして舞台で催眠術を披露するときは踊らせたりすることもありますが。
ストレス過多の人は単純に催眠療法でストレスを解消することができます。タバコを辞めたい人は催眠療法でタバコを辞めることができます。
人が自分で無意識に働きかけることは難しいため、それらを自分で解決するのも無理難題です。
催眠療法士の手を借りて様々な効果を得ることは賢い選択ですよ。
催眠術を一度体験してみては?
今回は本当の催眠術についてお話しさせていただきました。
まとめ
- テレビでの催眠術は少し間違っている
- 催眠術の原理
- 催眠術の効果
催眠術は占いや霊能力者よりもずっと現実的で落ち着いた療法です。
気になる方は一度体験してみるといいと思います。体や精神を弄くり回されるわけではないので安心してください。
それではまた。